二日目
二日目は、網走バス株式会社の花街道号という定期観光バスを利用することにした。
この定期観光バスは、以前はおーろらマリンコースという名前だった。僕はこのおーろらマリンコースに二度乗ったことがある。それ故、網走バスの知床方面を巡る定期観光バスに乗るのは、今回で三回目となった。
おーろらマリンコースと花街道号のどこが違うかというと、オーロラマリンコースは、知床観光船と知床五湖巡りを行うのに対して、花街道号は、知床観光船と知床五湖巡りのどちらかを選択しなければならず、それ以外として、朝日ヶ丘展望台を訪れるというものだ。僕の感想としては、花街道号よりも、おーろらマリンコースの方がよかった。しかし、今はこの二つの定期観光バスは廃止されたようだ。やはり、利用者が少ないからであろう。
この定期観光バスは、網走バスターミナルを8:30分に出発し、網走駅は8:40発だ。僕は網走駅で乗車した。お客の数は、十人もいなかったと思う。その後、網走の大きなホテルにも立ち寄り、若干、お客の数も増えた。
そして、最初の見物場所は、朝日ヶ丘展望台だが、そのような展望台があることを知らなかった。また、それ程大した景色も見られなかったこともあり、写真は1枚も撮らなかった。
そして、次の見物場所は、小清水原生花園だ。原生花園といっても、所詮人が管理してる花園だそうだ。観光客の数も多く、俗化されてしまった花園だ。花園といっても、それ程多くの花を見れるわけではない。
小清水原生花園。観光客で賑わっている |
小清水原生花園の次の見物場所は、オシンコシンの滝だ。この滝を訪れるのも、三度目となった。この滝は、他の多くの滝とは違って、国道沿いにある。
オシンコシンの滝。ここも、小清水原生花園と同様、大きな駐車場があり、観光客で賑わっている。 |
この次は、知床五湖巡りだった(知床観光船には乗らなかった)。ところが、知床五湖巡りを開始した頃、雨が降り出した為に、写真を撮らなかった。しかし、バスガイドさんは、傘を差さずにガイドしてくれた。そんなガイドさんは、「誰も傘を差したらどうですか」とかいうような声を掛けてくれなかったとか、ぶつぶつ言っていた。年配のガイドさんだったことが、災いしたのかもしれない(笑)。
知床五湖の次は、知床横断道路を知床PAまで行く。そして、バスはここでUターンだ。
知床には、知床五湖だけではなく、羅臼湖、更に名もない綺麗な湖沼が数多く存在している。しかし、それらの湖沼は安易に観光客が入り込める場所にはなく、正に訪れた者だけのご褒美といった具合だ。また、写真集でも、その素晴らしさを見ることが出来る。また、ヒグマの棲息地であり、それにも神経を使うだろう。
知床PAより羅臼岳を望む。 |
知床PAを後にすると、次は以久科原生花園だ。ここもおーろらマリンコースでは訪れなかった場所だ。エゾスカシユリの群落が見事だそうだが、時期が悪いのか、花は殆ど見ることは出来なかった。
網走駅到着は、18:05分であった。後は、駅近くの網走ロイヤルホテルに戻るだけだ。
網走駅周辺には、夕食を食べる店はまるで見られなかった。駅構内にある喫茶店位だろう。
それで、ホテル内のレストランで食べることにした。
なかなか美味しく、最初からここで食べればよかったと思った位だ。