二日目


ホテル大雪を後にすると、天人峡に向かった。層雲峡から天人峡へは、直線距離は大したことはないのだが、道路の関係上、一旦旭川方面まで戻らなければならない。
天人峡に向かう途中、あまり有名ではないが、忠別ダムというダムの景色がなかなかよかった。


忠別ダムから更に進むと、やがて、天人峡に着いた。大きなホテルはあるが、人はあまり見られなかった。

天人峡。天人峡からは、羽衣の滝、敷島の滝へ行けるが、クマ注意の立て看板があった。



天人峡を後にすると、次は旭岳ロープウェイ乗り場に向かったのだが、旭岳への道への分岐点に差し掛かるまでの213号線を走ってる途中、前方の車が停車していた。何故停車してるのか、よく見たところ、何とキタキツネに餌をやってるではないか! これは、やってはいけない行為だ。野生動物は、人間が与える餌の味を覚えると、ネズミなどを取るのが馬鹿らしくなる。その結果、餓死したり、車の前に飛び出しては、事故死したりする。それ以上に、餌をやろうとして、手を咬まれたりすれば、大変なことになってしまう。キタキツネはエキノコックスを持ってるからだ。
僕も北海道で、停車した僕の車にキタキツネが寄ってきては、食べ物のおねだりをする場面に度々遭遇してるが、これは、キタキツネに餌をやる観光客がいる証だ。野生動物に餌を与えるのは、止めましょう。


旭岳ロープウェイ乗り場は天人峡の近くなので、すぐに着いた。早速、旭岳ロープウェイに乗ってみることにした。

旭岳ロープウェイ


姿見駅に着くと、早速周辺の散策路を歩いてみることにした。もう六月の半ばだというのに、雪がまだまだ残っていた。



チングルマ


夫婦池と旭岳



旭岳と散策路


短編小説 旭岳の死


旭岳ロープウェイ乗り場を後にすると、次は宿泊先の白金温泉に向かった。白金温泉に行くには、一旦旭川の方に戻らなければならない。
やがて、白金温泉に向かう966号線(白樺街道)に入った。確かに美しい道だ。

白樺街道

やがて、白金インフォメーションセンターが見えたので、寄ってみた。


この近くの見所としては、白金模範牧場があるので、行ってみることにした。ここは観光牧場ではない。


道路際に車を停め、牛を見ていると、牛が次から次へと近付いて来た。餌を貰えると思ったのだろう。




白金模範牧場周辺は、正に広大で雄大だ。もっとも北海道らしい風景ではないかと思う。観光牧場ではないので、人はあまり見られないことも一層趣がある。
白金模範牧場を後にすると、十勝岳火山防砂情報センターに行った。ここは、大きな駐車場があるが、車は1台も停まっていなかった。白金温泉のすぐ近くなのだが、道路の関係上、白金温泉にまで行くには、少し時間が掛かる。
ここでは、係員がビデオを見せてくれた。
しかし、陽が暮れてきたので、ビデオを全部見ることなく、十勝岳火山防砂情報センターを後にし、宿泊先のホテルパークヒルズに向かった。

白ひげの滝


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