三日目


 ゆがふいんBISEを八時半にチェックアウトし、まず瀬底島に行こうとした。瀬底島は1日目に既に訪れていたが、もう一度
訪れても、構わないだろう。
そして、国営沖縄記念公園を横目に車を走らせ、やがて、本部大橋を通り過ぎようとしたのだが、本部港を見て、びっくりした。
というのは、本部港が赤土色に染まっていたからだ。このような光景を見たのは、初めてであった。しかし、写真に撮ることは出来
なかった。何しろ、車を運転していたからだ。そういえば、昨夜、まとまった雨音が聞こえていた。その所為だろうか。
このような光景は本部港だけかと思っていたら、その周辺のリーフの内側も赤土色に染まっていた。もっとも、瀬底ビーチは
まだ赤土の被害は見られなかったが、いつかは被害を受けるかもしれない。
瀬底島を後にし、道の駅許田に近付いた頃、またしてもびっくりした光景を目にしてしまった。というのは、山際から海に向かって
造られたコンクリートに固められた排水路のようなものから、赤土色に染まった水が海にどんどんと流れ出ていたからだ。
正に目を覆いたくなるような悲惨な光景だ。一体誰がこんな沖縄にしたのだろうか? 全く馬鹿ではないかと思ってしまう
位だ。
更に、国道58号線を万座毛方面に向かって車を走らせていたのだが、瀬良垣とか、万座毛近くの海も赤土の被害を受けていた


エメラルドグリーンに煌めく海。美ら海は正に聞いて呆れる言葉だ。観光ガイドにも、このような悲惨な写真を是非掲載してもらい
たいものだ。
また、赤土の被害に関しては、「海は泣いている (高文研)」が詳しいので、是非読んでもらいたい。
また、ネットで見た情報では、赤土色の水は、ワルミ大橋の近くまで押し寄せていた。あの綺麗な海域も既に赤土の被害を
受けているのだ。これでは、いずれ、古宇利島の海もやられてしまうだろう。


次の訪問地は万座毛だった。万座毛を訪れるのは、今回が三回目だ。一番最初は2002年で、那覇発の中北部をめぐる定期観
光バスで訪れた。その時、海は年々汚れていると聞いた記憶があったが、今はその時以上だろう。


万座毛の次は、残波岬だ。沖縄の代表的観光地だが、残波岬に向かう道の上には、トラックが落としたであろう赤土で,
汚れていた。正に目障りだ。


万座毛の次は、道の駅かでなだ。道の駅かでなの屋上の展望台からは、嘉手納基地が見える。それで、行ってみることにした。


道の駅かでなの次はアメリカンビレッジだ。アメリカンビレッジでは、大観覧車に乗ってみたい。


アメリカンビレッジの駐車場はとにかく広い。何処に車を置いたのか、迷いそうだ。
アメリカンビレッジに来たついでに、サンセットビーチに足を延ばした。


サンセットビーチの次は海中道路目指して、車を走らせる。その途中、嘉手納基地近くの中央パークアベニューまで行ってみた。
しかし、ネットの書き込み通り、人気が少なく、活気がない。駐車場に車を停めて、散策してみる気にもならなかった。
そして、海中道路に向けて車を走らせるが、渋滞とどの道から海中道路に入ればよいのか、なかなか判断がむずかしく、
結局、海中道路に行くのは諦め沖縄自動車道で那覇に戻ることにした。
しかし、まだ時間があったので、まず豊崎総合公園というところに行ってみることにした。
この辺りの海は意外になかなか綺麗だ。


次は瀬長島だ。ここが、今回の沖縄旅行の最後の訪問地となるだろう。
瀬長島に着けば、那覇空港に離着陸する飛行機見物をするつもりだ。


瀬長島で車を停め、飛行機の離着陸をしばらくの間、眺めていたのだが、この辺の海はやんばるの海より綺麗なように
思えてしまう。どうなってるんだ?


瀬長島を後にし、後はレンタカーに給油し、返却するだけだ。
ガソリンスタンドの電話番号をカーナビにセットするだけで、OK。カーナビの指示に従って車を走らせたのだが、大
通りに面したガソリンスタンドに行くにはUターンしなければならないのだが、Uターンせずに裏道を通るルートをカーナビは
指示してくれる。カーナビとは、本当に凄いものだと感心してしまった。


無事に車をレンタカー営業所に返却し、これによって今回の沖縄旅行は終わったと思った。(しかし、実際は終わらなかった)
そして、送迎バスで那覇空港まで送ってもらったのだが、その時、ラジオで素敵な音楽が流れてきた。
その曲の題名は、シルウ“ィ・バルタンの「あなたのとりこ」であることが分かった。帰宅後、早速アマゾンで購入した。

後はJAL0922便(19:50)発で、羽田に戻るだけだ。
ところが、問題が発生してしまった。JAL0922便の出発時刻がかなり遅れることとなり、羽田到着時刻が午後11時を
超える見込みとなった。これでは、家に戻れないかもしれない。
それで、明日の午後三時頃の便に変更してもらうことにした。それは問題なかったのだが、JALはホテル代まで負担してくれない
とのことだ。しかし、ホテルの手配はしてくれるので、お願いしてもらい、決まったのが、南西観光ホテルだった。ゆいモノレール
牧志駅から徒歩0分で、とても分かり易いという。
翌日は、今までの疲れもたまり、足取りも重かった。国際通りとか、牧志公設市場辺りを行ったり来たりしていたのだが、正直
言って、もうくたくた。しかし、飛行機の時間までは時間があったので、ゆいモノレール1日乗車券を買って、モノレールから
の景色を眺めていたり、泊港ターミナルビル(とまりん)に行ったりしてたのだが、この辺が体力の限界。早々と那覇空港に戻った

そして、今回の沖縄旅行は終わった。

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