一日目


羽田(6:40)発JTA0071便で石垣空港に向かう(10:10)着。

石垣島行きの飛行機は、午前6:40分発。とても自宅からでは間に合わない。それで、時々利用する大門のカプセルホテルを利用した。しかし、いつも通り、ぐっすりとは眠れない。殊に、今回は2、3時間しか眠れなかった。というのも、通路の出入り口の扉の開け閉めの音が頻繁に聞こえ、それが、眠りの妨げになったのだ。流石に誰かが、「何をしてる。眠れないじゃないか!」と、大声で不満を漏らしていた。
カプセルホテルを後にしたのは、午前4時50分頃だ。5時11分発のモノレールに乗ろうと思ったからだ。辺りは、まだ暗闇に沈んでいた。東京タワーのイルミネーションが美しい。


ところが、4時58分の始発のモノレールに乗れてしまい、思ってた以上に早く羽田空港に着いてしまった。まだ朝早い為に、動く歩道に人気はない。
石垣空港行きの搭乗口前には、僕が一番乗りしてしまったようだ。


今までは翼際の座席が殆どだったが、今回は翼から少し離れた後方の座席だった。空席もかなり目についた。



沖縄方面に向かう飛行機は右側の座席の方がよい。左側だと、殆ど海しか見えない。機内アナウンスで富士山が見えるとか、沖縄本島が見えるとか言ってたが、左側の座席ではまるで見ることは出来ない。今日は天気がよかったから、さぞ綺麗な景色を見ることが出来ただろう。やっと、いい景色が見えたのだが、それは、多良間島であった。多良間空港の滑走路もはっきりと見えた。


やがて、石垣島が見え、後少しで着陸だ。石垣島に来るのは、今回で三回目となったが、今までで最も綺麗な石垣島を見ることが出来たと思う。窓からは石垣島だけではなく、竹富島、西表島も見えた。


石垣空港。この新空港ができる前は、那覇空港から乗り換えなければならなかった。
石垣空港からバスで離島ターミナルまで行った。バスは満員だった。離島ターミナルでは、大きなバックはコインロッカーに預けた。


今日は午後一時発の船で黒島に行く予定だ。しかし、まだ時間があったので、少し辺りをぶらついてみることにした。

離島ターミナル近くの商店街。ウィークディということもあり、あまり人気はなかった。
宿泊先のホテルグランビュー石垣。離島ターミナルまで徒歩3分。以前泊まったベッセルホテルよりも離島ターミナルに近く便利だ。


やがて、公設市場に着いた。ここで土産物を買った。


離島ターミナルに向かう道沿いにあった店でやきそばを食べた。八重山そばは嫌いだが、このやきそばは麺が太く美味しかった。

やがて、離島ターミナルに戻って来た。

離島ターミナル周辺の海は、3年前に来た時よりも綺麗になってるような気がした。


やがて、午後一時となり、黒島行きの船は出発した(八重山観光フェリー)。
今日は晴天ということもあり、海はとても綺麗であった。十年程前に来た時よりも綺麗と思った位だった。


黒島では、レンタルサイクルを借りるつもりだった。予約をする必要はないとのことなので、どの店を利用しようかと思ってたところ、黒島港で、まっちゃんおばぁのレンタルサイクルという看板を手にしたおばちゃんが眼についたので、そのおばちゃんの店で借りることにした。因みに、僕を入れて6、7人の人がその店でレンタルサイクルを借りることになった。
比較的新しそうな自転車を選び(とても古い自転車もあった)、早速出発。因みに一時間200円だが、3時間にした。


まず向かったのが、西の浜。観光ガイドでは、ウミガメが卵を産みに来る浜とのことなのだが…。

西の浜に向かう道は、舗装されてない道だ。


西の浜にはなかなか着かないが、タンチョウ鶴のような白い鳥が眼についた。後で、サギだということが分かった。


このような道が続くばかりで、なかなか西の浜に着かない。通り過ぎてしまったのかな。丁度うまい具合に牧場で仕事をしていた方がいたので、訊いてみたところ、1、2分戻ったところにあるという。それで、元来た道を戻り始めた。


やがて、左折する道があった。西の浜という看板は見当たらなかったが、そこしかなかったので、左折すると、すぐに西の浜が見えたのだが…。ところが、西の浜に降りる道が草でぼうぼう。道が道でなくなっていた。これでは、西の浜には行けない。こんな道を進めば、ハブに噛まれてしまうかもしれない。それで、引き返すことにした。


そして、一旦、舗装されてる道にまで戻り、仲本海岸に向かった。

黒島は人の数より牛の数の方が多いとのことだが、牧場は見えてるものの、牛はあまり眼につかなかった。


その途中、黒島ビジターセンターがあったので、立ち寄った。


黒島ビジターセンターを後にし、右折して少し自転車を走らせると、やがて、仲本海岸に着いた。


仲本海岸は黒島では有名だが、先程訪れた西の浜の方が遥かに綺麗だと思った。
仲本海岸の次は灯台まで行く予定だったが、かなり大変だと思い、行くのは止めた。
というのも、晴天といえども、風はあり、しかも、自転車も新品のように、快適に走行出来るものではなかった。
それで東筋に行こうとしたのだが、展望台がある場所に着いてしまった。


黒島展望台。そこに着くまで小中学校があった。
快晴の為、見晴らしがとてもよかった。


展望台からの眺めはよかったが、初めて黒島を訪れた僕は、なかなか方向感覚が分からない。しかし、伊古桟橋は行こうと思っていたので、そちらの方に向かった。

すると、やがて黒島郵便局に着いた。

この先を左折すれば、伊古桟橋に着く。


やがて、伊古桟橋に着いた。


伊古桟橋の先端まで行ったが、かなり歩いた(全長354メートルとのことだ)。自転車でも行こうと思えば、行けないこともなかった。また、先端まで行っても、水深は1メートルもない位だと思う。
伊古桟橋前の休憩所
僕が借りた自転車。因みに、黒島でのレンタルサイクルは、帽子が必需品です。

伊古桟橋を後にすると、後は黒島港に戻るだけだ。
そして、やがて、黒島港に着いたが、二時間も掛からない位であった。港から灯台にまで行って戻って来るのに三時間もあれば十分だとのことであったが、さすがにそれはきつい。というのも、風があったし、自転車のタイヤの空気が今ひとつだったからだ。新品の自転車なら行ったかもしれないが…。


帰りは16:00発の安栄観光の船で石垣港に戻った。竹富島周辺の海がライトブルーに煌めきとても綺麗だった。


やがて、グランビュー石垣にチェックインした。


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