一日目


羽田(8:05)発JAL0643便で鹿児島空港に向かう(10:00)着。
鹿児島空港(10:30)発JAC3727便で奄美大島に向かう(11:35)着。

2001年に奄美大島を訪れた時は、羽田(9:00)発奄美大島行きの日本エアシステムの直通便があった(11:10)着。(帰りは奄美大島(19:00)発羽田(21:05)着)。ところが、その便(往復共)がなくなってしまい、鹿児島空港で乗り換えなければならなくなった。(昼頃の直通便はあるが、時間的に馬鹿らしい)その為に、旅行代金は割高になってしまった(沖縄本島の方が奄美大島に行くより安い)。

奄美大島に向かうJAC3727便


以前奄美大島に来た時は、飛行機が奄美大島上空でUターンして、奄美大島を窓から眼に出来たので、今回も奄美大島上空からの写真が撮れると思い、カメラを手に手にしていたのだが、Uターンをすることなく、あっさりと奄美大島空港に着陸した。JAC3727便がプロペラ機の為なのか、それとも、奄美大島空港の滑走路が長い為か。


早速レンタカーを借り(トヨタのウ"ィッツ)奄美大島観光に乗り出した。
そして、最初に訪れたのは、ばしゃ山村だ(ばしゃ山村に来るのは三回目となった。といっても、以前はバス旅行だったが)。
天気もよかったということもあり、海はなかなか綺麗だ。


正午を過ぎた頃、ばしゃ山村に着いたので、ここで昼食を食べることにした。奄美に来れば、鶏飯は一度は食べなければならないだろう。それで、早速ここで鶏飯を食べることにした。


昼時なので、お客さんはまずまず入っていた。ここの鶏飯(1200円)は、ご飯とスープのお代わりは自由とのことだが、ご飯は茶碗二杯半位あり、またスープの量もどんぶり二杯分位はあった。女性とか子供では、お代わりは止めた方が無難だろう。しかし、お代わり自由となれば、やはりお代わりしなければ損な気がした。それで、スープだけだが、少しだけお代わりしたが、それでもどんぶり一杯分以上位の量はあった。正直言って、食べるのに苦労した。味はどうだったかというと、まずまずというところか。徳之島空港で食べた鶏飯の方が美味しかったような気がする。

 ばしゃ山村にはホテルもある。

ばしゃ山村を後にすると、しばらく海岸沿いの道を走った。この道沿いの海も、なかなか綺麗だ。


やがて、右側にとても綺麗な海が見えたので、信号を右折しては、写真を撮った。

奄美信用組合(竜郷支店)前の海がとても綺麗だ。



国道58号に入って、最初に訪れようと思った場所は、田中一村居住跡だった。田中一村の名前は、2001年に初めて奄美大島を訪れた時に、定期観光バスのバスガイドさんが度々田中一村の名前を話したので、その時に覚えた。奄美大島にとって田中一村はヒーローのようだ。もっとも、一村自身は、生前はその絵の才能を認められずに、清貧のままあばら家で誰にも看取られずに死んで行ったとのことだ。一村の絵は僕では分からないが、芸術に立ち向かおうとするその精神は敬服に値すると思う。
それはさておき、田中一村居住跡は、奄美大島の観光マップに記載されてるし、また、道路標識でも度々眼に出来た。それで、あっさりと行けた筈だったのだが、ところがうまく行かなかった。近くまで来たことは間違いなかったと思うのだが……。

田中一村居住跡の近くと思われる場所に車を停め、こういった山道を登り始めた。この山道の向こうに、あると思ったからだ。しかし、すぐに登るのを止めた。やはり、道を間違えたと思ったからだ。それで、早々と諦め、車に乗って、元来た道を戻り始めたのだが、近くを歩いていたおばさんに、田中一村居住跡のことを聞いてみた。すると、やはり、この近くらしいのだが、見るに値しないようなものらしい。それなら、敢えて道路標識に標示しなければよいと思うのだが……。


さて、次に向かったのが、住用にあるマングローブパークだ。ここはまだ一度も訪れたことはない。

やがて、マングローブパークに着いた。ここには大きな駐車場があり、車もまずまず停まっていた。早速、中に入ってみた。すると、有料施設もあったが、そこには行かず、展望台に行ってみることにした。しかし、そこに行って戻って来るのには、30分程は掛かるそうだ。


マングローブ館からは、5分程でカヌー乗場に着く。



僕は一度、この住用川でカヌーに乗ったことがある。しかし、カヌー乗場はこの場所ではなかった。

カヌー乗場から階段はすぐだ。この階段を150段程上ると(5分程掛かるらしい)展望台に着く。



やがて、展望台に着いた。一人もいないだろうと思っていたが、父と娘さんと思われる二人連れがいた。



展望台からの景色はとてもよかった。来てよかった。
しかし、往復30分のところを20分でマングローブ館まで戻った為か、太腿が痛くなってしまい、肉離れを起こすのではないかと、とても心配した。やはり、階段はもっとゆっくりと降りるべきだった。
何とか車に無事に戻ることが出来、やれやれだったのだが、車の後部座席の窓が3分の1程開いていた。これでは、ドアを開けようと思えば開けそうだったが、車の中の荷物は無事だった。


マングローブ館を後にすると、次に向かったのは、高知山展望台だった。幸、天気は良かったので、いい景色を見ることが出来そうだ。
住用から古仁屋に向かう58号上にはアマミノクロウサギが出るそうで、道路上で注意を呼び掛ける文字が記されていた。また、この辺りでスピード違反の取り締まりを行なっているという情報を入手していたので、スピードを出さないように気を付けていた。

高知山展望台へは、国道58号を左折して行くことになる。道路標識が出ていた。

細い道を走り続けると、やがて、道が分岐する。右に行けば、高知山展望台。左に行けば、油井岳展望台らしい。
やがて、高知山展望台の駐車場に着いた。この駐車場はかなり大きい。


駐車場の奥の階段を上って行くと、高知山展望台に着く。5分も掛からない位だったと思う。
階段を上ると、こういった道を歩く。すると、程なく展望台が見えて来た。
高知山展望台に着くと、早速上ってみた。見晴らしはとてもよい。



ズームで撮影してみると、古仁屋の町がよく見える。コーラル橋も見える。



高知山展望台を後にすると、ここまで戻り、左側の道に入った。油井岳展望台に行こうと思ったからだ。ところが、すぐ左側に細い分岐道があった。小さな標識で油井、須佐礼とか記してあったと思う。それで、左折してみることにした。油井岳展望台はそちらの方にあると思ったからだ。ところが、この道はSクラスの車が1台何とか通れる位の曲がりくねった下りの山道で,、道の真中辺りが苔生している。対向車が来れば、かなり苦労するだろう(もっとも、このような道は地元の者でも滅多に通らないだろう)。また、この先に油井岳展望台がないことは早々と理解し、戻ろうとしたのだが、なかなかUターン出来ない。5,6百メートルか、1キロ位走ったのかよく分からないが、何とかUターン出来、対向車に出会うことなく、元の道に戻ることが出来た。しかし、4時30分の半潜水式水中観光船せとを予約してあったので、油井岳展望台に行くのは諦めた(全く馬鹿振りを発揮してしまったようだ)。

 そして、せとの乗場があるせとうち海の駅に向かったのだが、1時間程前に着いてしまった。それで、ホノホシ海岸に行くことにした。しかし、何分位で行けるのか分からない(ホノホシ海岸は以前訪れたことがあり、二度目となる。もっとも、以前は古仁屋からバスで行ったのだが、今はその路線バスは無くなったようだ)が、行けるところまで行ってみることにした。

やがて、見晴らしの良い場所に来た。マネン崎展望所というらしい。ここからは、大島海峡らしい景色を見ることが出来る。



更に車を走らせ続けたが、ホノホシ海岸はなかなか遠い。4時30分のせとを予約してなければ、まだまだ先に進んだだろうが、手頃な場所で引き返すことにした。しかし、この辺りの海もかなり綺麗だった。


古仁屋に向かって車を走らせていると、びっくりするような綺麗な海を見ることが出来た。正に奄美大島に来てよかったと思わせる海の色だ。もっとも、天気が悪ければ、このような海の色は眼に出来ないだろう。


やがて、せとうち海の駅に着いた。駐車場は2時間無料だ。早速駐車場に車を停めた。


しかし、せとの乗船時間まではまだ時間があったので、辺りを散策してみた。


フェリーかけろまが碇泊している。明日はこの船で加計呂麻島に行く予定だ。


やがて、半潜水船せとに乗船した(料金2500円)


やがて、せとは出航した。しかし、乗船客は僕と若い女性の二人だけだった。

港を出ると、せとは右側に進んだ(瀬戸崎コース)。以前(2001年)乗船した時は、左側に進んだ(黒崎コース)。


やがて、展望室に降りてくださいというアナウンスがあった。それで、早速降りてみては、サンゴ見物をする筈だったのだが……。


ところが、展望室から見れる筈だったサンゴは、ほぼ全滅に近い状態だった。また、熱帯魚も殆ど見ることが出来なかった。昔は豊かなサンゴを見れたとは思うのだが、黒崎コースの方はもっとひどいらしい。いつからこうなってしまったのか? また、何故こうなってしまったのか?




せとでの観光を終えると、5時を過ぎたので、ホテルにチェックイン(ライベストイン奄美)することにした。

駐車場はホテルのすぐ横にあった。しかし、出入り口が狭い駐車場だったので、通り過ぎてしまい、再び戻って来なければならなかった。
ライベストイン奄美はなかなかの高級ホテルだ。

 


チェックインした後、すぐ、外出した。夕食を食べる為だ。ホテルで美味しいお店を紹介したパンフレットを受取り、また、お薦めの店も紹介してもらった。そのパンフレットを見ると、かなりの店がありそうなのだが、また、かなりあちこちに散らばってもいた。それで、まずライベストイン奄美からエブリワンというコンビニの方に向かって歩いてみた。

ホテル前の道は、人通は少ない。しかし、車は時々通る。この通りにパチンコ屋もあった。


この通りから少し右に入ったところに神鷹という店があった。居酒屋のようだが、お酒を飲まなくてもよいらしいので、まず刺身定食(1200円)を注文した。流石に本場の味でとても美味しかった。ということもあり、酎ハイのマンゴー(380円)も注文した。これも、とても美味しかった。明日もこの店で決まりだ。


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