三日目
今日は西古見まで行っては、東シナ海沿いの79号を走り、大浜海浜公園を訪れ、名瀬市内を散策し、時間があれば、竜郷町、笠利町の海岸も訪れてみようと思っている。
ライベストイン奄美をチェックアウトしたのは、午前8時頃であった。朝食は2階のレストランでの弁当だった。
ライベストイン奄美は、古仁屋の高級ホテルだが、残念なことは新聞がないことだ。地元の新聞を見ることも愉しみだったのだが…・ |
西古見方面は、奄美大島在住の人でもあまり行かないらしい。ホテルの女性スタッフに訊いてみても、「行ったことがない」であった。
ホテルを後にし、やがて、79号に入った。車の渋滞はまるでなく、道も分かり易いのだが、今日も残念なことに小雨がぱらつく曇天だった。大島海峡を横目に車を走らせる。景色がよいと思えば、写真を撮った。
やがて、久慈の交差点となった。西古見に行くには、直進だ。 |
西古見への道(627号)に入ると道が狭くなる。しかし、車の通行は極めて少なく走り辛いことはない。 |
西古見に近付く程、海が綺麗になって来る。 |
天気が悪いのが残念だ。
綺麗な海岸があったので、車を停め、写真を撮った。海の色は透き通るような淡いライトブルーで、浜はサンゴの欠片で一杯だ。
断崖際の道に入ると、更に眺めがよくなる。
大島海峡を航海するフェリー。A’LINEという横文字が見える。 |
やがて、三連立神が見えて来た。 |
やがて、展望台に着いた。ホテルを後にして、丁度1時間半だった。 |
更に車を走らせ、やっと西古見に着いた。ホテルを後にし、1時間40分だった。バス停前の海はとても綺麗だった。 |
しかし、まだまだ訪れる場所が多いので早々と後にした。そして、更に車を走らせたのだが…。
西古見バス停を後にし、集落を抜けると、程なくこういう道に入る。こういった道を5キロ程走ると曽津高崎灯台に着くのだが、この先はレンタカー旅行者では行かない方が無難だ。そう思い、この時点でUターンし、元来た道を戻ることにした。帰宅後、ネットでこの先の道を調べてみたところ、やはり、砂利の悪路とか断崖を少し削っただけの細い道を走るようだ。今まで最も怖かった佐渡の道よりも怖い道だと思う。 |
西古見周辺は、奄美大島の観光ガイドには載ってないことが多く、島外の人には知られてないと思うが、見応えのあるダイナミックな景観を見ることが出来る。古仁屋まで来れば、是非訪れてみたい。観光化されてない為に、素朴な風景を眼に出来る。古仁屋から一日あれば、西古見を訪れた後、奄美空港まで十分に戻れる。
雨の中を元来た道を走り、久慈に向かった。
久慈交差点を左折すると、やがて、山の中の道となる。この道を名柄まで行き、交差点を左折して少し走ってみた。 |
そして、タエン海岸方面に行こうと思ったのが、時間が掛かりそうだったので、すぐにUターンした。 |
名柄から湯湾に向かって車を走らせてると、所々に休憩所があったので、車を停めた。
やがて、湯湾に着いた。交差点を左折し、宇検目指して車を走らせる。
湯湾港前にトイレがあり、トイレ休憩をした。 |
やがて、宇検村観光案内板が見えた。観光案内板があるように、宇検村には色々と見所がありそうだが、既に通り過ぎた場所が多かった。それで、左折しては集落を通り抜け、船越海水浴場にでも行ってみようとしたのだが、とにかく道が狭い。それで、すぐにUターンして引き返した。 |
宇検村には、倉木崎海底遺跡もある。与那国海底遺跡と同じような遺跡と思っていたら、そうでないようで、12世紀から13世紀頃の中国製の陶磁器の破片が海底に広範囲に散らばってるのが発見され、船が沈没した為と考えられてるが、真相は明らかでないようだ。 |
宇検を後にすると、79号線を東シナ海沿いに走らせ、名瀬を目指す。
79号線は道幅が広く、走り易い道だ。 |
やがて、今里漁港に着いた。丁度正午になったので、ここで、昨夜古仁屋のコンビニで買ったパンを食べ、昼食を済ますことにした。 |
今里漁港の海の色は綺麗だったが、写真を撮った時は陽が翳ってしまった。
やがて、名音トンネルというトンネルを抜けた。すると、右側に車を停められるスペースがあったので、車を停めた。この辺りの景色はとてもよい。正に奄美大島らしい豪快な景観を眼に出来る。因みにこの写真はトンネルを出て車を停めてからのものだ。 |
今回の旅行で、決して犯してはならないミスがあることに気付いた。
それは、道路の側溝にはコンクリートのフタがしてあるのだが、そのフタの穴に車のキーを落としてしまえば、どうなるかということだ。マイカーならスペアキーを持っていれば、大大丈夫だが、レンタカーの場合はキーは一つだ。一度落としてしまえば、フタを持ち上げることは出来ません。しかも、辺鄙な場所では携帯は圏外にある場合が多いです。僕は昨日、加計呂麻島の瀬相港近くで車から出てすぐ、ズボンのポケットに入れた車のキーが地面に落ちてしまい、その先1メートル程の所にこのフタの穴があったのです。正にぞっとしました。
そして、今日も道幅が広くなった所に時々車を停めたりしたのだが、やはり、側溝のフタの穴を度々眼にした。即ち、このミスは何処でも起こり得るミスであり、しかも、レンタカー旅行者は決して犯してはならないミスなのだ。しかし、このミスを犯してしまった人もいるのではないのか。携帯が通じない滅多に人が通らないような場所で、このミスを犯せば、泣くに泣けないだろう。車を停める時は、側溝の近くは絶対に避けるべきだ。
海岸(何処の海岸なのかは忘れたが…)には、ペットボトルなどのごみが散乱していた。それで、3、4個手に取って見てみたところ…。 |
あっさりと、中国語で書かれたペットボトルが見付かった。つまり、中国から奄美大島まで、ペットボトルが漂流して来たというわけだ。この海岸のごみの多くは、中国からのものかもしれない。 |
やがて、戸円ふれあいパークに着いた。大きな駐車場があったので、車を停めた。 |
やがて、嶺山公園に着いた。 |
広い駐車場とトイレもあったが、展望台へはかなり階段を上らなければならないみたいだ。それで、止めた。ところが、帰宅後、ネットで調べてみたところ、このトイレの先に道があり、車で展望台まで行けるようだ。最初からそれを知っていれば、行ってただろう。 |
やがて、大金久ふれあいパークに着いた。ソテツの群生を見ることが出来る。 |
ソテツの群生 |
更に大浜海浜公園目指して車を走らせた。すると、ライトブルーの海が見えて来た。
やがて、79号から大浜海浜公園への道に入った。大浜海浜公園へは坂を下って行く。 |
やがて、大浜海浜公園に着いた。大きな駐車場がある。 |
浜はそれ程綺麗ではないが、サンゴの欠片が一杯だ。 |
大浜海浜公園の駐車場 |
奄美海洋展示館(料金500円)へは、この道を少し歩かなければならない(車でも行けるようだが…)。 |
奄美海洋展示館に行かず大浜海浜公園の駐車場を後にし、少し坂を上ると、左側に見晴らし広場がある。
見晴らし広場には大きな駐車場があるが、この駐車場が車で一杯になることはあるのだろうか。 |
大浜海浜公園を後にすると、名瀬に向かった。しかし、何処に駐車場があるか分からない。それで、港近くにある以前泊まったことがある奄美サンプラザホテルの近くに行ってみることにした。
名瀬に入ると、駐車場も眼に着いたが、入口が分からなかった。それで、この場所に車を停めることにした。港が眼前に見えるこの場所は以前来たことがあり覚えていた。奄美サンプラザホテルはこの近くだ。 |
奄美サンプラザホテルを眼にして懐かしかった。名瀬の繁華街へは、この辺りから徒歩で十分に行けるのだが、時間の関係上、辺りを散策することは出来ずに、早々と車に戻り、名瀬を後にすることにした。
このトンネルを抜けると、名瀬とお別れだ。 |
名瀬を出ると、奄美空港に向かった。58号から82号に入ると、奄美空港は近い。
しかし、空港に行くにはまだ早いので、奄美パークに行ってみることにした。ここはまだ一度も行ったことがない。施設観覧料は奄美の郷と田中一村美術館を観覧した場合は620円だが、それにした。 |
早速奄美の郷を観覧してみた。
奄美の郷の次は田中一村美術館だ。
田中一村美術館。展示室内の絵は、撮影禁止だ。 |
田中一村の絵の写真撮影は出来ないので、売店でポストカード4枚買った。そのうち3枚は店員さんが説明してくれた一村の代表作で、後の1枚は僕が気に入った海老と熱帯魚だった。
奄美パークには無料エリアもある。 |
奄美パークでの観覧を終えると、奄美空港に向かった。。
しかし、時間がまだあったので、空港近くの宇宿漁港に行ってみた。しかし、敢えて行かなくてもよい漁港だった。 |
その後、奄美空港に戻った。
空港内の売店で土産物を買う。 |
JAC3734便で鹿児島に向かう(19:10)着 |
鹿児島(20:25)発JAL0654便で羽田に向かう(22:00)着。