二日目


今日の予定は襟裳岬だ。帯広市内からは、三時間半程かかるらしい。また、襟裳岬といえば、霧が掛かる日が多いが、今日は快晴だ。
八時半頃、帯広ワシントンホテルを後にし、襟裳岬に向かって車を走らせた。とはいっても、まず最初に訪れたのは、旧幸福駅だ。昨日訪れなかったので、早速訪れてみる。襟裳岬に向かう道沿いにあるので、時間的に問題はない。


旧幸福駅には土産物店があったので、早速行ってみた。幸福駅行の切符がよく売れるとのことだ。しかし、切符は買わずに、絵札のようなものものを買った。僕が来た時は、僕一人しかいなかったが、やがて、若い女性の二人連れがやって来た。因みに、自殺したアイドル女性タレントがこの幸福駅を訪れていたTVを見たことがある。幸福駅を訪れて、幸福になるとは限らないだろう(当たり前だが)。
旧幸福駅を後にすると、後は襟裳岬に向かって走るだけだ。しかし、その前に十勝港で少し休憩をした。

やがて、海沿いの道(黄金道路)に入った。海霧はまるで無縁で、見晴らしはよい。しかし、道幅が狭いので、運転に気を使う。


黄金道路を更に走り続けると、やがて、百人浜が見えるようになった。
百人浜周辺で景色のよい所があったので、すかさず写真に撮った。キャンプ場もあった。


更に車を走らせると、やがて、襟裳岬に着いた。今日は申し分ない快晴で霧は全くなかったのだが、風がとても強い。流石、襟裳岬だ。早速、先端まで行ってみることにする。


短編小説 死を呼ぶ襟裳岬


襟裳岬を後にすると、黄金道路を引き返すのではなく、国道336号線を太平洋沿いに走らせ、やがて、右折し、天馬街道に行った。しかし、その前にJRひだかほろべつ駅辺りで少し休憩した。
天馬街道は黄金道路とは違って道幅も広く走り易かったが、昼間でもヘッドライトを点けている車を多く眼にした。何故ライトを点灯させるのか? シカ避けの為だろうか? 後でレンタカーの係員に訊いてみたのだが、はっきりとした返答は返って来なかった。また、天馬街道沿いには、結構牧場があり、車を停めて写真を撮ればよかったのだが、急いでいたので、一度も休憩せずに、中川一郎記念館に向かった。天馬街道ではかなりスピードを出したのだが、後でシカと車の衝突事故が多発してる道だと知り、ぞっとした。
やがて、中川一郎記念館に着いたので、早速見てみることにした。
中川一郎といえば、浴室で自殺したとされてるが、浴室で自殺などするだろうか? 中川一郎は石油をロシアからもって来ようとしたらしいのだが…。そういえば、息子の中川昭一は、アメリカ国債を買わないとか、金融危機はアメリカが引き起こしたのでアメリカが悪いと堂々とアメリカに対して発言した立派な愛国者だったが、酒を飲んで記者会見した様子を何度も面白おかしくTVで報道され、選挙で落選した。酒を飲んだ位で、あれ程酩酊するだろうか? 何故TVはその様子を何度も取り上げるのだろうか? どこの国のTVなのでしょうかねぇ。心筋梗塞で死んだとされてるが、本当でしょうかねぇ。正に惜しい政治家を失いましたねぇ。そういえば、田中角栄さんはマスコミにぼろくそに叩かれましたが、それは学歴がなかった為でしょうかねぇ。田中角栄さんは、日本を本当の意味で独立国にしようとした立派な政治家だったという話を聞いたことがあるのですがね。
さて、中川一郎記念館を後にすると、帯広に戻るだけだ。そして、何時頃かまでは覚えていないが、無事にホテルに戻ることが出来た。


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