二日目
ホテルルートイン名護を午前八時半頃チェックアウトし、まず瀬底島に向かった。瀬底島は去年も訪れている。
しかし、ホテルのすぐ近くにある21世紀の森公園という公園を訪れてみた。
駐車場の近くにこういう入口のようなものがあった。この向こうにビーチがあるのかと思っていたら、そうではなく、競技場のようなものがあった。闘牛場らしい。 |
21世紀の森公園を後にし、しばらく車を走らせていると、なかなか綺麗な海を見ることが出来た。それで、写真に撮ってみた。
やがて、瀬底大橋を渡り、瀬底島に行っては、すぐに左折した。すると、アンチ浜に着いた。
アンチ浜も、去年訪れてるが、ここを訪れるのは、三回目だ。
早速浜に出てみる。すると、やはり、ここは綺麗だ。
このビーチは観光ガイドにあまり取り上げられていない穴場的スポットで、綺麗な景色を見ることが出来るのだが、ペットボトルなどのごみが多い。勿論、捨てる方が悪いのだが、ごみを拾うボランティアもいないようだ。
アンチ浜を後にすると、瀬底ビーチに向かった。
去年と同じく朝早く訪れたのだが、去年と違って、道路には観光客のものと思われる車は一台も停まってなかった。ただ、去年と同様、何か作業してる人の姿は数人見られた。
相変わらず、ビーチの前で不気味な姿を晒している建設中断された廃墟と化したホテル。剥き出しの鉄骨はひん曲がり、錆びていた。早く撤去してもらいたいものだ。 |
瀬底ビーチに出ると、人の姿は一人も見られなかった。
瀬底ビーチを後にすると、備瀬のフクギ並木に行くことにした。入口の駐車場に車を停め、早速海岸に出てみることにした。ここを訪れるのも、三回目となった。
2004年7月にニューオープンしたエメラルドビーチに面したホテルオリオンモトブリゾート&スパ ここの宿泊料はかなり高い |
ここの駐車場に車を停めたまま、フクギ並木を少し歩いてみることにした。
あまり長々と歩いているわけにもいかないので、手頃な場所で車に引き返し、備瀬のフクギ並木の先端まで行ってみることにした。ここには駐車場があり、一度訪れたことがある。
すると、何と500円の有料駐車場となっていた。この駐車場に500円も出して停める人は滅多にいないだろう(ダイビング等をする人は別にして)。係員が出て来たので、直ちにUターンした。
そして、次に向かったのが、運天港近くにウッパマビーチだ。ここも、去年訪れている。
ウッパマビーチ近くの高台から、ウッパマビーチと古宇利島を望む |
やがて、ウッパマビーチの前にやって来た。ウッパマビーチは眼前に古宇利島を眼に出来、一キロ程の長さがあるが、堤防がビーチに沿ってあり、堤防から波打ち際までの幅が、五メートル程しかない。また、堤防からビーチへの出入り口がなかなか見当たらないのだが、どうやってビーチに降りるのだろうか? ビーチに足跡はあるのだが、今は長いビーチに人は一人も見られなかった。
ウッパマビーチを後にすると、近くにある運天港に来た。運天港には、フェリーが停泊していた。
伊是名島とか伊平屋島に向かうフェリー。しかし、フェリーの時刻の関係上、日帰りでは訪れることは無理のようだ |
運天港を後にすると、ワルミ大橋に向かったワルミ大橋は最近新たに出来た橋だが、ここからの景観は沖縄を代表するものだそうだ。
ここには、リカリカワルミという橋の駅があり、ここからの展望台が沖縄を代表する景観というわけだ。早速、展望台に行ってみた。
実は、この展望台だけでなく、ワルミ大橋からの景観もまた素晴らしいのだが、それはこの橋の駅から歩かなければならない。つまり、橋の駅を車で後にすれば、橋からの景観を写真に撮ることは出来ないというわけだ(残念)。
ワルミ大橋を後にすると、屋我地島を通り過ぎ、塩屋湾に向かった。
屋我地大橋手前の駐車場に車を停め、写真を撮った。去年もこの場所から写真を撮ったが、去年と比べて、海は綺麗でなかった。天気が悪い所為だけだろうか? |
やがて、58号線に入り、塩屋湾に向かったが、途中、綺麗な海があったので、写真に撮った。
その後、綺麗なビーチがあったので、車を停め、写真に撮った。第一津波という所で、有名ではないが、なかなか綺麗なビーチだ。しかし、白砂ではなく、また、ペットボトルなどのごみが目につく。
やがて、塩屋湾に差し掛かり、塩屋大橋を渡ったところで右折し、331号線をしばらく走る。
塩屋大橋 |
やがて、大保ダムという標識があったので、行ってみた。
大保ダム。辺りには誰もいなかった。やんばるには必要もないダムが次から次へと建設され、環境を破壊してると聞いたことがあるが、このダムはどうなのだろうか? |
やがて、平良湾に出たので、右折し、慶佐次湾のヒルギ林を目指す。程なく綺麗な海があったので、写真に撮った。
やがて、慶佐次湾のヒルギ林に着いた。ここに来るのは二度目だ。
車を停め、早速遊歩道を歩いてみる。すると、高校生位の団体がカヌーに興じていた。
慶佐次川に沿った遊歩道。少しだけ歩き、すぐに引き返した。 |
やがて、慶佐次湾のヒルギ林を後にし、辺野古に向かった。辺野古漁港に行こうと思ったのだが、しかし、カーナビでは辺野古のガソリンスタンドしか表示しない。それで、ガソリンスタンドに目的地を定めた。
辺野古バイパスをそのまま進み続けると、やがて、米軍施設のゲート付近だと思うが、辺野古移設に反対を叫んでるデモ隊を警官が制してる場面を眼にした。
デモ隊は、戦争反対とか辺野古移設反対を訴えてるようであった |
辺野古バイパスの信号から辺野古の町中に入ったことは入ったのだが、しかし、結局辺野古漁港には行くことは出来なかった。行く道を通り過ぎてしまったのだ。一旦、辺野古バイパスに戻ってしまえば、引き返すのは面倒だ。
高台から辺野古漁港方面を望む。確かにジュゴンが棲んでそうな神秘的な海の色だ。 |
辺野古を後にし、海中道路を目指すことになった。しかし、海沿いの道を走ろうと思い、手頃なところで辺野古バイパスから左折した。
やがて、こういった畑を眼にするようになった。こういった畑を雨が叩きつけると、赤く濁った濁水が排水路に流れ込み、更に大きな排水路に流れ込み、やがて、海に流れ出ては、海を赤く染める。そして、沖縄の海は汚れて行く。 |
更にこの道を進み続けると、やがて、漢那ビーチというビーチに出た。その名前を聞くのは初めてであったが、なかなか有名なビーチのようだ。
漢那ビーチの隣にある漢那漁港 |
漢那ビーチを後にすると、329号線を走り続け、安慶名交差点を過ぎ、やがて、海沿いの道となり、やがて、海中道路に入った。ここに来るのも二度目だ。
最初は高速道路並のスピードで走り続け、やがて、ロードパークに着いた。ここで車を停め、休憩した。
既に昨日の寒さはまるでなく、沖縄らしい汗ばむ気温となっていた。このロードパークで夏物のズボンに履き替えた。
この辺りの海も、七年前に来た時はとても綺麗だと思ったが、今回はあまり綺麗だと思わなかった。天候の所為だけならよいのだが…。
車から降り、海辺に出ると、ヘリコプターの回転音のような音が聞こえた、空を見上げると、人間が大空を舞っていた。これ、パラグライダーとのことだ。 |
ロードパークを後にすると、浜比嘉島大橋を渡り、浜比嘉島に行った。浜比嘉島を訪れるのは、初めてだ。
橋を渡ると、左折しては、海沿いの道を少し走り、やがて、急な坂を上り、マリンリゾート浜比嘉というホテルの駐車場に来た。ここからの眺めがいいらしい。
しかし、天気の所為もあるだろうが、海はさほど綺麗ではなかった。
やがて、特にこれといって見所がない浜比嘉島を後にし、伊計島に向かった。伊計島を訪れるのも、二度目だ。
正直言って、海中道路を後にしてからの海の色はあまりよくない。今回沖縄を訪れて、この辺りの海の色が最もよくない。最初からこうだったのか? 沖縄に住んでいない僕では分からない。
伊計島まではなかなか距離があり、少し時間が掛かったが、やがて、伊計島に着いた。
それで、早速駐車場に車を停め、伊計ビーチに行こうとしたのだが、前回とはどうも勝手が違っていた。網が張られ、道路からビーチに行けないのだ。しかし、少し先の駐車場に車を停めて行けることが分かった。しかし、有料になっていた。以前は無料だったのだが…。
しかし、見るだけなら200円なので、早速200円払ってビーチに踏み出した。ここまで来て200円払うのが嫌で、ビーチを見ない観光客は滅多にいないだろう。
流石に伊計ビーチは金を取るだけあって、ビーチにペットボトルのようなごみは落ちてなく、綺麗に管理されていた。
また、やっとここで沖縄らしい海を見ることが出来た。しかし、昔はもっと綺麗だったのだろう。
更に伊計島の先端にまで行ってみることにした。そこにはホテルがあるようだ。
しかし、やがて、ゲートに突き当り、ホテルの宿泊者とかレストランを利用しない者は進入禁止という看板があった。それで、引き返すことになった。このことを最初から分かっていれば、伊計ビーチから引き返したであろう。
やがて、伊計大橋を通り過ぎ、少し走ると、やがて、トンナハビーチという看板が眼についた。それで、行ってみた。
トンナハビーチ。海の色はまずまずだが、白砂ではない |
やがて、海中道路を渡り終え、左折し、与勝半島と藪地島を結ぶ藪地大橋手前で停まった。
藪地大橋。藪地島には何もなく、また、道も狭い為に、藪地大橋を渡ってしまえば、Uターンするのに苦労しそうだ。また、藪地島にはハブもいるらしい。それで、藪地大橋は渡らずに、この時点でカーナビの目的地を東南植物楽園にセットした。東南植物楽園には行かないのだが、近くに沖縄自動車道の沖縄北ICがあり、沖縄北ICから沖縄自動車道に入るつもりだったので、ついでに東南植物楽園まで行ってみようとしただけだ。 |
うるま市内はなかなか渋滞していて、少し時間が掛かったが、渋滞といっても、本土と比べれば大したものではない。そして、やがて、東南植物楽園に着いた。東南植物楽園は以前定期観光バスで来たことがある。
定期観光バスで来た時は、米軍のジェット機の爆音でバスガイドさんの声が聞こえない位だったが、今日は静であった。 |
ここを最後に、カーナビの目的地をレンタカー営業所近くのガソリンスタンドに設定した。
後は、レンタカー営業所に戻るだけだ。
このように、東南植物楽園の近くには、米軍関係者の住宅がある。広々とした敷地で、住宅の間取りも広そうだ。
やがて、沖縄北ICから沖縄自動車道に入った。後は終点まで行けばいいだけだ。
沖縄自動車道を走るのは三回目となり、慣れたものである筈だった。その為、やがて、中城PAに差し掛かったのだが、素通りした(過去の二回はここで休憩している)。そして、比較的ゆっくりと車を走らせていたのだが、何とカーナビが西原ICで降りるように指示してるではないか! それで、ついうっかりと西原ICで降りてしまったのだ。
その結果、那覇市内を走らなければならなくなった。
那覇市内の道はかなりややこしい。以前、カーナビを使いこなせない時に那覇市内に入ってしまい、とても苦労した経験がある。もっとも、その時よりは車の運転に自信が出来、また、カーナビも使いこなせるようになり、また、那覇市内も既に走ったことがあるので、以前のように引き攣った表情は浮かべずに済んだのだが、しかし、何故西原ICで降りてしまったのか? やはり、ゴールを前にして油断してしまったのだろう。また、疲れていたのかもしれない。 もっとも、今日飛行機で帰るわけではないのだから、余裕があるといえるのだが、僕の経験上、観光客で車の運転の自信のない人とか、カーナビを使えない人は那覇市内では車に乗らないのが無難だ。那覇市内は、道が碁盤の目のように作られてるのではなく、斜めに分岐していく道だらけで、何処を走っているのか分からなくなる可能性が大だからだ。タクシーの運転手さんでも道に迷うこともある位だそうだ。
ご覧のように、渋滞に巻き込まれてしまった。カーナビからは、この先渋滞のアナウンスが流れる。
しかし、渋滞といっても、所詮沖縄である。大したものではなかった。
最後に何故カーナビが西原ICで降りるように指示をしたかというと、僕が設定したガソリンスタンドは、那覇空港自動車道の終点まで行くと、Uターンしなければならない。ところが、西原ICで降りると、Uターンせずに着けるというわけだ。つまり、カーナビはそこまで計算するのだ。もっとも、那覇空港自動車道で行くのと西原ICで降りるのと、どちらが早く着くまでは計算出来なかったようだ。
トラベルレンタカーに着くと、今日泊まるホテルがある赤嶺駅まで送ってもらった。宿泊するホテルは、グランビュー沖縄だ。
いつものように、コンビニで弁当を買おうと思っていたが、グランビュー沖縄周辺にはコンビニがないという。しかし、スーパーが近くにあるというので、そこで夕食の弁当を買った。味は普通かな。