山陽旅行（下関　秋芳洞　萩）・二日目

５７号から角島に向かう国道１９１号に入るのにはなかなか気を使わなければならず、走りにくい道だったが、角島大橋には、八時三十分頃に着いた。

曇天だった為か、観光パンフレットで見られるようなエメラルドグリーンの海は眼に出来なかった。

今回のレンタカーはデミオ１３００で、燃費がよく、１９キロ/L程あった。今まで僕が借りたレンタカーでは、最も燃費がよかった。

しかし、カーナビのメニューの操作ボタンがハンドルの左側についていた。このような車は初めてだ。

そのまま進むと、程なく角島灯台に着いた。駐車料金は３００円だが、まだ営業してなかったから、手頃な場所に車を停めた。

角島灯台を後にすると、尾山港という道路標識が出ていたので、行ってみた。しかし、ごく普通の港だった。どういった魚が獲れるのかな。

尾山港の次に、元山港へも行ってみたが、特に写真に撮る程の景色も見られなかった。
やがて、角島大橋を渡り、左折しては、萩に向かったが、角島大橋を渡り、左折すると、大きな駐車場があったので、車を停めた。

角島大橋周辺の景色は、沖縄の古宇利大橋周辺の風景と似ているが、古宇利大橋周辺の方がやや綺麗だろう。

カーナビを東萩駅に設定し、正午前に東萩駅に着いた。萩はなかなか広い街で、市内を自転車で回るのはとても無理だと思ったが、当初の計画通り、ここでレンタルサイクルを借りることにした。料金は一時間２００円で、後払いだ。因みに、車は東萩駅の前に停めて大丈夫だ。

まず向かったのは、世界遺産に指定されている萩反射炉だ。

次に向かったのが、世界遺産恵美須ヶ鼻造船所跡だが、行き方が分からなかったので、諦め、松陰神社に向かった。松陰神社へは、萩反射炉から１９１号を少し戻り、左折して行くのだが、左折してから２キロと道路標識には出ていた。このレンタルサイクル、空気がパンパンに入ってない為か、それとも性能の為かよく分からないが、ペタルを漕ぐのがなかなかしんどい。僕の自転車は一万円位のものだが、１～２か月位で空気を入れてるので、軽快に漕げ、とても楽だ。

やっと松陰神社に着いた。駐輪場は鳥居の向こうにある。この松陰神社だけでなく、萩反射炉にも大きな駐車場があり、車で来ればよかった。車では行けないと思い、レンタルサイクルで来たのだが、しんどい思いをしなければならず、裏目に出てしまった。もっとも、カーナビを設定出来るかどうかは分からないが…。

伊藤博文旧宅といっても、この家で生まれたのではない。子供の頃、移り住んだというわけだ。

これは、伊藤博文別邸だ。東京に建てられていたものを移築したようだ。　　　　　　　　　　　　　　　　　　

伊藤博文は初代の総理大臣だが、江戸時代は忍者だったそうだ。忍者は暗殺とか変身が役割ですぞ。

伊藤博文旧宅を後にすると、松本川沿いに自転車を走らせ、やがて、東萩駅を通り過ぎ、萩橋を渡り、萩城方面に向かったが、やがて、左折すると、商店街があった。更に少し進み、右折した。そろそろ武家屋敷が見えるかと思ったが、まるで見れなかったので、この時点で東萩駅に戻ることにした。

東萩駅でレンタルサイクルを返し、次に萩城跡に向かった。大きな駐車場があった。ここから、萩八景遊覧船乗り場はすぐ近くであり、また、伝統的建造物群保存地区を巡るのには、東萩駅よりこちらでレンタルサイクルを借りるべきだ。伝統的建造物群保存地区は、萩城跡の近くだったからだ。もっとも、時間がなかったし、疲れていたので、すぐに萩城跡を後にした。

萩城跡を後にすると、昨日と同様、下関の火の山公園に向かった。
しかし、行きに走った海沿いの道（１９１号）ではなく、秋吉台方面の道で戻ることにした。カーナビがそのように指示したからだ。そして、その方が１９１号を走るより、遥かに楽な運転が出来た。