二日目


高崎ビューホテルを午前七時頃チェックアウトし、まず軽井沢に向かった。軽井沢へは国道18号から碓氷バイパスを経て行くことにした。

高崎ビューホテルはパソコン貸し出しが1000円、新聞はレストランでしか読めないという具合に、あまりサービスはよくないホテルだった。


道幅は結構広いが、くねくねとしたカーブが多い碓氷バイパスを過ぎると、程なく軽井沢に入った。軽井沢では塩沢湖に行く予定だったが、着くのが早すぎた為に、中に入ることが出来ずに、早々と軽井沢を後にし、清里に向かった。


しかし、小諸周辺で道を間違えたりして、三十分程時間を無駄にしてしまった。しかし、何とか清里に向かう国道141号に入ることが出来た。そして、どれ位の時間が過ぎたのかは覚えていないが、松原湖という道路標識が見えたので、行ってみることにした。

二キロ程上り坂を上ると、やがて、右側に松原湖が見えて来たが、車を道路際に停めることは出来ない。それで、次の信号を右折すると、すぐ右に曲がる道があったので、右折すると、すぐに駐車場があった。


松原湖はなかなか綺麗な湖で散策路もあったが、時間がなかったので、五分位で松原湖を後にした。ボート小屋は閉まっていたが、携帯電話の番号が記されていたので、電話すればボートに乗れるのかもしれない。


松原湖を後にすると、再び国道141号に戻り、清里に向かった。だが、野辺山駅という道路標識が出ていたので、行ってみることにした。

野辺山駅。JR最高地点だそうだ。駅前には土産物店もあり、辺りの景色もよい。また、空気も美味しい感じがした。


野辺山駅を後にすると、清里に向かったが、その途中、美し森という道路標識が出ていたので、右折してみた。
 

林の中の道を走り抜けると、やがて、美し森の大きな駐車場に着いた。観光バスが何台も停まっていた。



からまつ湖がこの近くにあるので、行ってみようと思ったが、結局見つけることが出来ずに行けなかった。それで、清泉寮に向かった。
やがて、清泉寮に着いたが、観光客で賑わっていた。

 ここでソフトクリームを食べた。値段は400円と少し高いが、なかなか美味しかった。

清泉寮。

清泉寮を後にすると、清里駅に向かった。清里駅周辺は廃墟のようになってるという情報があったので、行ってみたいと思っていた。


道路標識通りに清里駅に向かった。そして、程なく着いたが、うまい具合に無料駐車場があったので、車を停め早速辺りを散策してみることにした。


無料駐車場の近くで目についたのが、まずこのSUZURAN。ホテルとみやげ店だったが、廃墟になっている。


駅前の通りは閑散としていた。営業してる土産物店も少しあったが、開店休業といった具合だ。


清里駅は少し高台にあったが、通りからすぐだ。


駅に着いた頃、丁度列車が到着したが、降車した観光客はとても少なかった。今は車の観光がメインだから、駅前が閑散としてるのも、当たり前といえば、当たり前だ。

駅の近くに観光案内所があり、観光客は五、六人程いた。



廃墟になったグリーンパーク(喫茶)


ミルクポット(みやげ)も廃墟だ。


ワンハッピープラザも廃墟だ。1995年JTBの観光ガイドには、広場は白いタイル貼りで、中央にはシンボルの白い時計台が立つショッピングエリアと紹介されている。夜はライトが灯り、イルミネーションが美しいとも書かれていた。一体いつからこうなったのかな。



線路の向こうに清里駅が見える。


僕が車を停めた無料駐車場。


高崎駅まで清里からどれ位の時間が掛かるか分からなかったので、早めに清里を後にした。

やがて、国道141号に入ったが、道の両側には所々に廃墟になったホテルとか土産物店を眼に出来た。これは、北野印度会社というカレー店だったらしい。


カーナビを軽井沢駅に設定し、まず軽井沢駅を目指した。往きとは違い、碓氷バイパスは通らず、碓氷峠を通り過ぎる旧道’国道18号)を走ろうと思ったからだ。この道は二十五年程前に走ったことがあるが、その時に猿の群れを、眼にした記憶がある。

やがて、軽井沢駅に着いたが、車を停めることは出来ない。それで、国道18号から少し外れる道に入ってみたが、すぐにこういった別荘が見られた。しかし、果たして、人が住むことがあるのかどうか分からないような感じの別荘であり、また、こういった別荘が少なからず眼についた。


やがて、軽井沢を後にし、国道18号に入り、高崎に戻ることにした。国道18号(旧道)は、碓氷バイパスに比べ道幅が狭い為に運転しにくいと一見思うのだが、そうではなかった。というのも、碓氷バイパスに比べて、車の通行量が甚だ少なく、また、大型車が見られなかったからだ。


やがて、道路の左側にこれが見えた。帰宅後、調べてみたら、廃線になった鉄道の橋梁であることが分かった。廃線を巡る散策も行なわれてるらしい。こういった廃線に設けられた散策路とかハイキングは、北海道の糠平温泉付近とかサロマ湖、クッチャロ湖の辺りでも見られる。


やがて、高崎に入った。後はレンタカーを返すだけだ。


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