二日目


今日は田沢湖を経て、八幡平アスピーテラインを走り、八幡沼散策を行い、更に八幡平アスピーテラインの終点まで行ってみるつもりだ。因みに、田沢湖を訪れるのは、今回で3回目となる。
田沢湖へは、秋田市内から国道13号に入り、更に国道46号を経ては、田沢湖に向かう道に入るのだが、さほどむずかしい道ではない。秋田市内を抜ける時が最も分かり辛かった位だ。
やがて、田沢湖に後一歩という所まで来たのだが、道の左側に展望台のような所がありそうだ。名前はかたまえ山だ。早速行ってみることにした。
すると、駐車場があり、階段を少しだけ上がると、展望台があった。


この展望台に来るのは初めてだが、晴天ということもあって、とても綺麗な田沢湖を見ることが出来た。


かたまえ山を後にすると、田沢湖はすぐだ。道路を左折すると、たつこ像がすぐだが、駐車場がない。土産物店にはかなり大きな駐車場があるが、何か買わなければならないようだ。しかし、道路の左側に停めるスペースは十分にある。早速道路際に車を停め、たつこ像周辺の景色を見ることにした。


たつこ像の近くには、魚がうようよいる。誰かが餌をやってるのかな。


たつこ像を後にすると、次は玉川ダムに向かった。玉川ダムは八幡平アスピーテラインに行く途中にある。
しかし、田沢湖畔で時々車を停めては、田沢湖見物を行った。

海のような砂浜がある場所もあった。


貸しボートの営業も行っていたが、まだ朝早いという時間の為か、一人もいなかった。


やがて左折し、しばらくすると、国道341号に入る。この道をしばらく走ると、八幡平アスピーテラインの入口への分岐点がある。
国道341号を走っていて思ったことは、いつまで経っても、上り坂ばかりということだ。こんなに長時間上り坂の道を走るのは、初めての経験だった。
やがて、左側に綺麗な色をしたダム湖のような湖が見えた。後で、秋扇湖だと分かったが、パーキングを通り過ぎてしまったようで、そのまま走り続け、やがて、玉川ダムに近付いたが、その前に右折した。玉川ダム下流公園とやらに行ってみることにした。

トイレと大きな駐車場があったが、人はまるでいない。
それで、早々と玉川ダム下流公園を後にし、玉川ダムに向かった。玉川ダムは、国道341号沿いにあり、すぐ分かる。

このような展望台があったので、早速上がってみたのだが、かなり怖い。というのも、展望台の下に、ダム湖が間近に見えてしまい、何だかダム湖に吸い込まれそうに思ってしまうからだ。


展望台の最上部には、このような鐘(幸せの鐘というらしい)があったので、鳴らしてみようとしたが、鳴らなかった。というより、怖さの為に早くこの展望台から降りたかったので、力を込めて鳴らすことが出来なかった。
この展望台を後にし、車を少し走らせた頃、誰かがこの鐘を鳴らした。それは、辺りに響き渡る凄い音で、正に辺りに響き渡るであった。


紅葉が綺麗だ。
ダムの右側は、先程訪れた玉川ダム下流公園だ。


近くにあった玉川ダム資料館を少し見た後、玉川ダムを後にした。

やがて、ダム湖に掛かる橋があったので、渡ってみた。この写真は、渡り終えてからのもの。こちら側には、南玉川温泉という温泉があるようだ。


ダム湖(宝仙湖)もやがて見えなくなり、更に車を走らせると、やがて右折しては、八幡平アスピーテラインに入った。

少し走ると、左側に大きな駐車場があったので、少し休憩することにした。ここには、八幡平ビジターセンターがあるだけでなく、道路を隔てて大沼もある。

八幡平ビジターセンター。車外はとても寒く、ジャンバーを着なければならなかった。
道路を隔てて、大沼が見える。遊歩道もあるが、時間がない。ここにはバス停があり、60代半ば位の男性が一人でバスを待っておられたが、この辺りの旅行は、バスでは甚だ不便だ。



更に、八幡平アスピーテラインを走り続けると、やがて、見返峠に着く。ここに大きな駐車場があるので、車を停めることにした。しかし、有料とは思わなかった(500円)。

辺りは流石に国立公園らしい風景だが、寒くて冷たい風が肌を刺す。正に冬のような寒さだ。気温は何と10度。秋田市内は18度位だった。



辺りで少し写真を撮った後、最初の計画では、八幡沼まで行くつもりであったが、この時点で断念していた。というのも、辺りがとても寒く、冬の服装でないと、厳しい。長袖のシャツと軽いジャンバーしか持って来なかったということと、ここまで来るのに思っていた以上に時間が掛かってしまった。後少しで午後1時なのだ。八幡沼までは往復1時間程らしいので、行けないことはないのだが、今後、どんな予想外の出来事があるかもしれない。慎重な僕は無理をせずに、八幡沼行きは今回は諦めたという次第だ。

しかし、八幡沼行きの遊歩道を少し歩いてみた。遊歩道は、八幡平アスピーテラインを渡った所にある。この寒さというのに、少なからずの人が八幡沼目指して歩みを進めていた。
遊歩道からレストハウスを望む。


遊歩道は100メートルも歩かない位で引き返した。そして、レストハウスで昼食を食べた。
食堂は地下1階だったが、ここでの人気一番は源太カレーというカレーライスとのことだ。それで、食べてみたが、確かに美味しかった。
食堂の下は、売店があったので、入ってみたが、かなり混んでいた。それで、早々と後にし、車に戻った。

レストハウス。地下に食堂がある。



当初の計画では、更に八幡平アスピーテラインを走り、終点まで行くつもりだったのだが、時間的に無理と判断し、この時点で引き返すことにした。


やがて、左側に後生掛温泉という標識が出ていたので、左折してみる。

後生掛温泉。硫黄の臭いが鼻をつく。


やがて、八幡平アスピーテラインを走り終え、国道341号に戻り、田沢湖目指して、車を走らせる。行きに訪れた玉川ダムは素通りしたが、その先の秋扇湖の駐車場には停まった。行きに見た碧い湖の色が印象に残っていたからだ。かなり大きな駐車場には1台も車が停まっていず、展望台に行くには、階段を少し上らなければならないようだ。
しかし、折角来たからには、階段を上らないわけにはいかない。

このような階段を少し上らなければならないのだが、訪れる人が少ないのか、階段は苔生していた。


やがて、展望台に着いたのだが、木が邪魔をし、湖は殆ど見えない。しかし、この辺りは正に人気のない場所だ。


早々と秋扇湖を後にし、行きに訪れた田沢湖を再び訪れようと思った。
しかし、田沢湖手前で、左折し、田沢湖高原方面に向かう道に入った。上り坂が続く道であったが、やがて、右折し、水沢温泉方面に向かう道に入った。というのも、その方向にスキー場が見えていたからだ。
水沢温泉を通り過ぎ、更に車を走らせると、やがて、大きな駐車場に着いた。田沢湖スキー場の駐車場だ。

無論、まだスキーのシーズンではないので、駐車場はがらがらだったが、数台は停まっていた。


スキーヤーが利用するスキーセンターは、無論、今は閉まっていた。


田沢湖スキー場は、かなり大きなスキー場で、スキー国体も行われたことがあるらしい。


スキーシーズンに備えて、工事関係者たちが作業をしていた田沢湖スキー場を後にした頃、雨がぽつりと振り始めた。
しかし、まだ時間があったので、田沢湖に行くのは後回しにし、水沢温泉を通り過ぎ、乳頭温泉へと向かった。
やがて、かなり豪華なホテルが建ち並ぶ田沢湖高原温泉郷を通り過ぎ、山の中の道を走り始めた頃、雨足が急に強くなった。この先には乳頭温泉があるのだが、別に泊まるわけではないので、行く必要もなく、手頃な場所でUターンし、田沢湖に向かった。

かなり豪華なホテルが建ち並ぶ田沢湖高原温泉郷


やがて、土産物店が並んでいる田沢湖の駐車場に着いたのだが、雨は本降りになっていた。かなり激しい雨だ。

激しい雨に見舞われ、田沢湖散策は無論無理。この近くにある抱返り渓谷にも行こうと思っていたが、無論それも無理。それで、ここでみそたんぽを食べた。これを食べるのは二度目となったが、やはり、美味しい。
しかし、ここまで来たからには、やはり、湖岸にまでは行ってみなければと思い、激しい雨の中を湖岸まで行った。すると、遊覧船のエンジン音のような音が聞こえたのだが…。まさか、この雨の中を出航しないと思うのだが…。


この雨では、早々と湖岸を後にするしかなく、土産物店に戻っては、土産物見物をしていたが、特に買いたいものはなかった。それで、車に戻り、この時点で秋田市内に戻ることにした。
田沢湖を後にすると、あれだけ激しく降っていた雨は早々と止んだ。あの激しかった雨は嘘のようであった。

ホテルの駐車場に戻ったのは、午後五時頃であった。
辺りはまだまだ明るかったので、もう一度川反周辺に行ってみることにした。

この川の左側が、秋田の歓楽街だという川反だ。因みに、この川は旭川というらしい。
川反周辺の店は、昨夜とは違って、多くの店が営業していた。昨夜、営業してなかったのは、日曜だったことが原因のようだ。



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