二日目

二日目はレンタカーで石垣島一周だ。石垣島観光は、今回で二回目だ。前回は、平成14年5月だ。もっとも、前回は、石垣島の定期観光バスを利用した。それ故 、レンタカーで観光するのは、今回で初めてだ。
利用するレンタカーは、オリックスレンタカー。ベッセルホテルにまで迎えに来てくれるという。
そして、時間通り、オリックスレンタカーの係員がホテルに迎えに来てくれ、レンタカー営業所へと向かった。
レンタカーはフイットとなり、早速石垣島観光に乗り出した。
そして、最初に向かったのは、白保であった。白保といえば、アオサンゴで有名だが、そのアオサンゴを見物するわけではない。
ただ、白保に行ってみるだけなのだ。もっとも、白保のサンゴを見ることが出来るグラスボートも出てるそうだが、今回は乗らないことにした。
旧石垣空港を横目に白保に向かって車を走らせる。もっとも、白保には、これといった観光施設があるわけではない。それ故、白保集落を見物するといった方が適切かもしれない。


白保の集落へ行くと思われる道へ右折した。白保集落といっても、特に標識が出ていなかったようなので、自分で判断するしかない。そして白保集落と思われる細い道を抜け、やがて、海岸に出た。といっても、眼前の海は特に綺麗と思わなかった。
世界的有名であるアオサンゴは、どの辺りにあるのか? と思い、辺りを見回してみるが、よく分からない。
それで、早々と白保を後にし、次に目的地である玉取崎に向かう。玉取崎は、定期観光バスで訪れたことがあり、とても海が綺麗だったような記憶がある。それ故、早速行ってみることにした。しかし、その前に、新石垣空港にも立ち寄ってみることにした。
そして、やがて、玉取崎に着く。


ごのように、玉取崎から見た海はなかなか綺麗なのだが、前回訪れたときはもっと綺麗だったような記憶がある。

この写真は平成14年に撮った写真だが、デジカメではなく、フイルムカメラだ。今回の旅行では、ソニーの1620万画素のデジカメを使ってる。それなのに、平成14年に撮ったこの写真の方が綺麗なのだ。これは、石垣島の海が汚れた証拠だろう。


玉取崎の次は、平久保崎だ。
平久保崎に向かって軽快に車を走らせていたが、その途中、伊原間サビチ堂という案内板が目についた。海に抜ける鍾乳洞だという。面白そうなので、早速行ってみることにした。
伊原間サビチ堂に向かう道に折れると、未舗装の道だった。その道を少し進むと、伊原間サビチ堂入口に着いた。
しかし、入場料を取られるとは思ってなかった。また、その料金も高い。


鍾乳洞というよりも、洞窟といった方が相応しいのではないか。そう思わないわけでもないが、洞窟を抜けると、確かに海があった。伊原間湾だ。

短編小説 石垣島鍾乳洞殺人事件


伊原間サビチ堂の次は平久保崎だ。石垣島の北端である。
平久保崎に着くと、忽ち驚かされたことがあった。それは、パラグライダーだ。平久保崎の上空を何と若い女性客とスタップを乗せたパラグライダーが、まるでジェットコースターのように、何度も行き来してるのだ。若い女性客は「キャー! 怖い!」を何度も大声で連発していた。確かに、あれは怖い。僕なら、とても乗れそうもない。乗ってしまったら、失神してしまいそうだ。


平久保崎を後にすると、次は米原ヤシ林だ。米原ヤシ林は、定期観光バスで訪れた。その時のガイドさんの言葉が印象に残っている。それは、お客さんが林に少し足を踏み入れた結果、ハブに噛まれ、救急車で運ばれたということだ。それ故、決しては林に足を踏み入れてはならないという。
米原ヤシ林に向かって車を走らせてると、やがて、とても綺麗な海が見えてきた。これは、石垣島で初めて目にした綺麗さだ。
それで、手頃な所で車を停め、写真を撮ろうとしたのだが、手頃な場所がない。それで、車の速度をかなり落としたのだが、すると、後続の車から早く進めと、クラクションを鳴らされた。全く、気配りがないというものだ。
そして、その綺麗な海はやがて、視界から消えた。そして、次に停まったのが、吹通川の駐車場だ。吹通川では、カヌーツアーが行われてるらしい。


米原ヤシ林に行こうとしてるのだが、案内標識らしきものを確認出来なかった。それで、米原ヤシ林に行くのは諦め、米原ビーチに行ってみることにした。


米原ビーチは特に綺麗とは思わなかったが、綺麗な蝶を眼に出来た。

そして、次は川平湾だ。川平湾では、グラスボートに乗るつもりだ。


川平湾は石垣島随一の景勝地というだけあって、確かに綺麗だ。以前訪れた時と変わってない綺麗さだと思った。しかし、地元の人の話では、そうでもないらしいのだが…。
今日は快晴ということもあるのか、川平湾は観光客で随分と賑わっていた。殊に、台湾方面からの観光客が多いようだ。
また、グラスボートの乗船券は辺りに食堂でも販売していたので、そこで買った。


川平湾の次は御神崎だ。御神崎は、定期観光バスでは訪れなかったので、訪れてみることにした。


御神崎はなかなかの人であった。風景もなかなかのものだったが、しかし、その海の色は、本州で見られる海の色とさして変わりはないように思った。
御神崎を後にすると、名蔵湾沿いの道を進み、唐人墓目指して車を走らせた。しかし、唐人墓を訪れるわけではなく、その近くの琉球観音埼灯台近くに車を停めた。


次に向かったのが、石垣港だった。石垣港には、今まで見たことがないような巨大な船が接岸していた。台湾からの船だそうだ。


石垣港を後にし、次に向かったのは、石垣島鍾乳洞だった。


しかし、時間がないので、中に入るのは、止めた。そして、次に向かったのは、バンナ公園だ。
バンナ公園といっても、なかなか広いようだ。それ故、最初に目についた展望台に立ち寄り、この時点でホテルに戻ることにした。
展望台は観光バスの団体客が姿を見せていて、賑わっていた。


因みに、ベッセルホテルはお風呂が広く、今度石垣島を訪れることがあれば、また泊まってみたいと思うホテルであった。


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